人を知る
スタッフインタビュー
大手志向、ブランド志向、そしてミスマッチ
経営戦略室 室長
2014年入社
高橋 実穂
広島大学総合科学部言語文化学科フランス語専攻
いわゆる大手志向だった大学時代。
英語を活かせる仕事がしたくて、誰でもが知ってるような会社で、できれば東京で・・・と考えてた私は、希望通りの会社に就職しました。
フォワーダー業という輸出入に関する仕事で、得意の英語も活かせると意気揚々で入社したのですが、思っていたのと仕事内容は違うし、なんなのこれは？の日々。
いわゆるミスマッチ。あれだけ頑張って就活したのに僅か半年でその会社も辞め、広島に戻ることにしました。
広島に戻ってもやっぱり誰でも知ってる会社に就職して5年間は頑張ったのですが、ずっともやもやしていました。 ある程度の知識を覚えたらそれ以上学ぶことがない仕事でしたので、自分の成長も実感できませんし、何より私である必要があるの？と。
そんな中で出会った、というか、ぶっちゃけると私の父が社長を務める会社が日本サカスです。出会ったというか生まれた時から会社はあったのですが。
祖母が経理や総務を握っているような会社でしたが、そこに入社をすることにしたんです。
父親が社長、祖母が経理・総務の責任者、世間の方は楽勝！と思われるかもしれませんが、まあ何も教えてくれない、仕事を任せてくれない祖母でして。(笑)
それだけ信用されてなかっただけだと思うんですけど、仕事を教えてくれないのでだったら自分で仕事を作るしかない！と思って取り組み始めたのが私のターニングポイントでした。
そこから色んな勉強を始め、戦力として認めてもらうのにはそう時間はかかりませんでした。
社長は任せるタイプです。簡単に「これやってみぃ」と投げてくるんです。
「そんなんやったことないけど」と思いながらもやっていくと「面白いかも」となってのめり込んでいきました。
今では経営計画書作成にも携わるようになっていますが、当時は数字にも強くなければ、興味もない。でもやっていくと面白さがだんだんわかってくるんです。不思議ですけど。
経営戦略室の仕事は財務管理、資金繰り、経営分析、採用、社員教育、評価制度の運用、DX推進、と多岐に亘りますが、どれも今まで誰もやったことがないことばかり。
社長の頭の中にあることを勉強しながら、それをカタチにしていく仕事に注力してきました。
弊社の経営は鏡張り。数字は全て社員と共有しているわけなのですが、いきなり試算表を見せても社員の頭の中はちんぷんかんぷん。
それをわかりやすく作り変えて、経営の見える化を図り、社員に共有していく。これも私の大きな仕事の一つだと思っています。
自分自身の就活がただ単に大手志向、会社名を知っているかどうかだけでやったお陰で大失敗したのもあり、弊社に入社してくれる子たちに同じような失敗をしてほしくないんです。
だからいいことも悪いことも、強みも弱みも包み隠さず全て伝えた上で、この会社の、この仕事の面白さを伝えていきたいんですよね。
私が採用担当の言葉だけを鵜呑みにして会社を決めてしまった失敗は、皆さんには味わってほしくないんです。
だから弊社では一人でも多くの社員と会話させますし、社員には嘘偽りなくありのままを伝えてくださいとお願いしています。
知ってる会社だからいい会社じゃないし、知ってる会社が仕事が楽しいとは限らない。
そのことを身をもって知ってる私だからこそ、ここで働く社員が「いい会社だ」「仕事が楽しい」と感じてもらえるような会社にしていきたいと日々尽力しています。
それでもまだまだの部分は多々あります。
そのまだまだの部分も楽しみつつ、一緒に知恵を出し合い力を注いでくれる人を我が社にお迎えしたいと強く願っています。
挑戦の精神が、わが社のDNA
私たちとブルーオーシャンをめざそう！
